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ブロック塀倒壊、あれから一年

昨年6月、大阪北部地震が発生し、小学校のブロック塀が倒壊し児童が巻き込まれた。
小学校の塀は約1.9mのコンクリートの上にブロックが8段、1.6m積まれていて、道路側から見ると3.5mの高さとなり威圧感を感じるが、塀には児童の描いた絵がペイントされ、普段の風景と馴染んでいた。

ブロック塀倒壊、あれから一年

しかし、上部のブロックはコンクリートとの継ぎ目辺りから折れ曲り約40mに渡り道路側に倒壊した。
土地の工作物の瑕疵(欠陥)によって他人に損害を与えた場合に、工作物の占有者、所有者が賠償責任を負う。
これは無過失責任であり(民法第717条)占有者、所有者の責任であり言い訳はできない。

あれから1年が経とうとしているが、危険なブロック塀を見かけることが多々ある。
近ごろは、子どもがブロック塀に乗って遊ぶ姿こそ見かけないが、昭和の時代に建てられたブロック塀はかなり危険だと考えられる。

中には基礎の無いもの、鉄筋が適正に配筋されていないもの、控え壁の無いものなどもある。
ブロック塀を所有されている方は、ぜひ調査・点検等を行って頂きたい。
最近は、地震などの災害でも被害が軽減される軽量なアルミの目隠しや、安価なフェンスなども多く販売されている。
決して他人ごとだと思わずに、いつ来ても不思議ではない災害に備えたいものである。

株式会社 円昭・ブロック塀調査特設サイト

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